生産者の皆様へ 牛肉が主役|日本微生物化学株式会社

日本微生物化学株式会社 Japan microbe-chemical co.,ltd.

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生産者の皆様へ

素牛・枝肉、牛こそ主役

A5、BCS3、BMS12、……出荷した牛がすべてこういう牛ではありません。

ステーキホルスタイン、F1から高級ブランド和牛に至るまで、様々に格付けされて市場から出荷されてゆきます。上物から裾物に至るまで枝肉単価に大きな影響を与える肉質。そうした肉質を改善し、枝肉単価で100円でも200円でも高く競り落とされるような牛肉作りのお手伝いを実践してまいりました。さらに枝肉重量の増加にも役立せていただいております。

ある肥育部会での会話。「試験するのはいいが、共進会の席上にはヘルメットも用意しといたほうがいいかもしれんぞ」。共進会後の食事会の席上、開会挨拶「慣例では、毎回反省会という形式をとってきましたが、今回は、ただいまより祝勝会に変更させていただきますっ!」、ヘルメットどころか頭を盛んになでられていた。

「あんなに餌喰いが良くて、サシが消えるんじゃないかと心配していたが、BMSは二桁だった!」。 「これからは、見かけだけでなく食べて美味い牛肉を作りたい。箸の伸びる牛肉をね」。投与半年後、「出来たよ!美味いのが」。

「このような牛肉作りは、2~3軒の農家でやってもブランドにはならない。この地区全体で是非取り組むべきだ」。

「哺育と育成専門では、良くてあたりまえだから使用が難しい。その点、うちでは哺育から肥育まで一貫生産だからおもしろい。成績がそのまま金額に変わるようなものですから。」

「売れて売れて困るだろう?」「いやー、生産者の皆さんの方が利益ははるかに大きいですから」「それもそうだ」

「しびれました!このような牛肉、はじめてです。召し上がってみてください」出てきた料理:ぽってりとした雲丹が、この牛肉の薄切りで包まれ、加熱用のかわいらしい陶板の上に鎮座していました。それとオリーブオイルのドレッシングつきの華麗な牛肉の刺身でありました。それらは芸術的にも素晴らしく盛りつけられ箸の伸びにためらいを感ずるほどでありました。

同席の誰かが言った「先ほどの試食会、俺たち牛肉の食べ方間違ったんでないかい?」

「『肉が良くなったけど、何か秘策を使ったんですか?』と取引業者から言われたけど、いや、当たり前のことをしているだけとこたえておきました」と、ホルスタインの生産者。

「大手スーパーが通常より高値取引で丸抱えで買ってくれます。ホルスタイン1500頭いますが、3000頭規模の年間出荷頭数をお願いしますといわれ、頭が痛いです」と言いながら喜色満面。

「『これ、ほんとに経産牛なの?どうみても一産取りのF1には見えないし、F1はF1で特に経産牛と表示しなくとも充分通用しそう』といわれます」。

「うちは経産牛専門だから半年勝負、やめられない、NB-90はやめられない!」

「わしゃー、年だけど牛から元気をもらってます。入賞すればなおさらのこと。ずっと使います、牛飼い止めるまで!」。

「一般入札でも平均100円、200円は高くなっています。高値取引、やっぱり肉色かな」

ホルスタイン肥育農家
「通常より4~5万円程度高く取引されています」

F1肥育農家
「5~10万円位高値取引です。脂がF1のそれでなく和牛並みに仕上っています」

和牛農家
「『A3はA4の価格、A4はA5の価格、A5まるで青空天井』といわれるようになりました」

おなかの中から健康管理を基本理念として、まさに餌喰いの良さ、消化率の良さ、増体の良さ、肉質の良さなのです。

肥育のプロの眼鏡に適う肋張りの良い素牛、仲買人達が群がる売れ筋の良い枝肉、消費者が欲しがる牛肉がここにあるのです。

「美味い!また食べたい。食べられるなら、またこの牛肉!」

人の群れができればできるほど、その牛肉の価格に反映します。

皆が欲しがる牛肉、それは肉の色であり、肉質や脂肪の質・旨さであり、枝肉重量なのです。そして肉の発色性と日持ちの良さを挙げることができます。そこにこそ肉の原点があるのです。

弊社は黒衣役で、今まで特には目立ちませんでしたが、そうした肉作りのお手伝いをしてきたのです、日本各地で。